溺れるナイフがしんどい

ネタバレ含みます。以下自己責任でお願いします。












しんどかった。ただただしんどかった。


観たままの感情で残しておきたいので文章がちゃがちゃでも許してください。


公開してからすぐ行きたかったけど、個人的に忙しいかったのとちょっと重岡くんに冷めてた時期だったので行かなかった。

県内唯一で上映している映画館がテスト期間中に上映を終えるということだったので母を無理矢理説得してテスト期間に入る前の祝日、車で片道1時間の映画館まで連れていってもらった。家から15分の映画館で上映してくれ頼むから、



公開前から楽しみにしてたし、試写会でも重岡くんは大絶賛されてて、早く観たいとは思っていた。

けど多分心の中でまぁそれほどでもないでしょって感じでした。

正直に言います。ごめんなさい。ナメてた。



重岡くんがほんっとに良かった。

素の重岡くんかなぁっていう部分もたくさんあったし、ちょっとセリフ噛むところもあったけど、そこが大友くんになってた。


夏芽がお祭りの日にさらわれて、コウが探しにいくってなった時、コウが走り出してから大友が夏芽を連れ去った車の色と東京ナンバーってことをコウの背中に叫ぶのなんかよくない??突然祭りから抜け出したコウを追いかけて自分も抜け出したのも、そうやって車の特徴を叫んだのもコウを信頼してるんだなぁと思った。

あと、大人たちは夏芽がさらわれたことには気付いてなかったのに意外と早く夏芽とコウが大人に保護されたのは、コウが夏芽を探しに走って行ったあと大友が大人に夏芽がさらわれたことを話したんだろうなと思って、なんかキュンときた。大友は、そこではコウを追いかけることはせずに自分のできることを考えて行動したのかと。コウと自分の違いを自覚している大友がとてつもなく愛おしかったです。勝手な想像ですけど。



高校生になってから夏芽は周りから距離を置かれるんだけど、その時の大友の夏芽への対応が中学校から変わらなくていいなと思った。私も彼らと同じ高校1年生だけど、クラスの中心人物だよ?なのに女の子たちに向かって「品がない」ってはっきり言う強さ。私は無理です。そんだけ夏芽を想う気持ちが強いのかと思った。「飯食う気無くなった」って教室から出ていくのも良かった。


それから1人お弁当を食べる夏芽のところへ向かうの。

「大友も眉毛整えるようになったんだね」って夏芽に言われて照れくさそうな感じ!!リアル!!!


椿のシーンもよかったー!!

自転車で両手が塞がっている夏芽の口に花を持ってってあげるの!しんど!高一だよ、照れとかないの…。東京では花の蜜吸わないって夏芽が言った後「俺いーつも吸うとるけどなぁ、」って笑うのがとても重岡くんらしくて良かったです。アドリブかなぁ?台本通りならすごい自然だった。




夏芽の部屋のシーン。

夏芽が「大友、ちょっと待ってて」って奥に引っ込むから気になってちょっと覗こうとするんだけど、服がベッドに無造作に置かれて着替えだって察する大友!!!それからすぐ戻って後ろ向くの。夏芽は後ろ向いててとも見ないでとも言ってないんだよ?大友くん優しいなって思った。



それからキスシーンですよ。

 自担のキスシーンなんて観れたもんじゃないと思ってたけど違う意味でしんどい。あんなナチュラルにキスできる人なんだ。テレビで流れたらしいけど先に見ればよかったかなあ、耐性ついてたかも。

カップルのそれだったよね、前髪を触り合う感じ。すっごく微笑ましかったの。オタクによくいる、キスシーンにも寛大ですけど何か?っていうのを演じてるわけじゃないよ!「眉毛見せんしゃい」から「大友!」「望月!」っていう苗字の呼び合いになって、キスする直前、「夏芽!」って名前で呼ぶの超良くない!!!??キスしてから微笑むのもかわいかった。


あとはやっぱりカラオケシーンかな。

夏芽に別れようって言われた時、夏芽を押し倒す大友の表情。「俺じゃダメなんか?」夏芽がコウを想っているのをずっと知っていて、それでも気遣ってくれてた大友の本心が見れたなと。でもすぐに夏芽に笑えって言うの。そしてあの歌を歌うんですよ…。夏芽との恋が叶うことより、夏芽が笑うことを選ぶ大友は本当に夏芽を想っているんだなと。「俺が笑わしちゃるけぇ。なんでもしてやりたいんじゃ。」その言葉を破らない大友に涙がでました。




重岡担なので重岡くんの感想ばかりになってしまったけどメインキャスト4人がとりあえずすごくいい!!

コウの掴み所がないところも夏芽の危なっかしい儚さもカナの憧れが敵視に変わる様子も本当によかった!



観終わってからずーっと心が重い。

人におすすめはしづらいけどそれでもたくさんの人に観てほしい。